普段の相談と、キャリア面談の専門家であるキャリアコンサルタントとの違いと効果

普段の相談と、キャリア面談の専門家であるキャリアコンサルタントとの違いと効果

友達や職場の同僚、部下など相談にのる時、無意識でもこのような相談相手になっていませんか?

相談者に対し、性格なども知っているので、関係構築はもうすでにできていると思って接している。
関係性はあって当然だし、あえて気にしていない。

「このようなことを悩んでいる(考えている)んだね、それならこうしたらいいよ」と、相談途中でいきなり自分の経験に基づいて思いついた解決策や手段を伝えてしまう。

相談者のためにと思って伝えている行為が、「何も自分のことをわかってくれていない」と感じられてしまうかもしれません。これでは安心・安全に自由に話せる場ではなくなり、関係構築は薄れてしまいます。

また、国家資格キャリアコンサルタントは、守秘義務が課せられていますので、相談者の了承なしにカウンセリング内容が外に出ることはありません。
このようなことが、普段上司や友達がおこなう相談と、キャリアコンサルタントがおこなう面談の違いなのです。

キヤリアコンサルタントがおこなう面談の流れ(例)

1.面談者と関係構築を育むことで本音を語りだす場をつくる

面談をおこなう中で、まず終始重要となる関係構築は、面談者に安心して安全に何でも気軽に話せる場所、話せる時間という認識をしてもらいます。安心・安全に自由に話せる場所・時間の提供は、自然に本音を語る場へと変化していきます。

2.抱えている問題を把握する

話している中で、何に悩み、どのような問題を抱えいるのかを把握します。
このとき、すでに面談者自身が把握している問題もあります。一方、キャリアコンサルタント視点で感じた問題もでてきます。キャリアコンサルタント視点で感じる問題とは、相談者自身の知識・情報不足や考えのクセ、思い込みなども含まれます。

3.問題を解決していくための目標を立てる

問題を把握し、解決していくために目標を明確化、行動するための意思確認をおこないます。目標を立てることは、キャリアコンサルタント視点でおこなう目標設定ではありません。面談者が悩みを解決するための、面談者視点の目標です。

4.問題を解決していくための方策・手段を見つける

問題解決の目標に近づくための方策(手段)を考えていきます。手段は一つではなく、数種類ある中で、面談者が納得し取組みやすいことから取り組んでいきます。

5.問題を解決するための意思決定と行動をおこなう

方策(手段)をおこなう意思確認、行動促進をおこないます。1回の方策(手段)で解決できる人もいれば、複数の方策(手段)を経て解決につながる場合もあります。その都度面談を繰り返し、行動化の促進を支援していきます。

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